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絮语 |「一つの花の物語」

2021年10月31日

今日、一輪の花を買った。ピンク色な紫陽花。

浅くて、柔らかい色がしる花がもともと好きで、ちょうど地下鉄の中の自動販売機でこの花を見つけた。でも、買った時はいろいろ考えなくて、地下鉄に乗ったとき、ふと思い出した。たぶん、ふさわしい花器がない。どうしよう、と。

家に帰って、慌てて以前の花器を探した。花器は花より低い。予想どおり、できない。一瞬である大きいガラス瓶が目に入った。あぁ、これがいい。高度でも大小でもぴったりだと思う。しかし、私が花を生けようと思った時、不注意で一つの花枝を折った。なんか、とても悲しい感じがした。花へにもすまない気持ちがいっぱいだった。

しばらくすると、また新しい発見があった。折った花枝がちょうどあの小さな花器にいられた。あえて試して、できた。わぁ、嬉しい。こんなにもできるのはやっぱり紫陽花の魅力ではないか。静かに一心で咲いている花が愛おしい。

花は生のいのちであるものが、この存在がいつでも時間の流れの方をありのままに私たちに伝わってくれる。一刻一刻、花の姿も変わっていく、それでも、その姿が美しい。萎えても咲いても、私は花のいのちを守っている。

花がいれば、空気もすっかり変わった。これから、しばらくこの花と一緒に暮らすことができると思うと、気持ちも晴れ晴れになった。

お花、とても好きよ。