村上春树-《村上さんのところ》

翻译|「《村上さんのところ》- 经营店铺时的哲学」

2016年10月20日

お店をやっていたときの哲学 

经营店铺时的哲学

村上さんは在学中にジャズバーを営んでいたと聞きました。それで聞きたいことがあります。飲食店をやっていて、「これは一番たいせつにしてたなあ」と今振り返って思う哲学はありますか?もしよかったらおしえてください。

听说村上先生还是学生的时候曾经营过一件爵士吧。关于这件事有想请教的东西。如今回头看,经营饮食店的时候,「这件事是最重要的」这样想的哲学有吗?如果有的话,还请告知。

お客様の全員に気に入られなくてもかまわない、というのが僕の哲学でした。店に来た十人のうち三人が気に入れってくれればいい。そしてそのうちの一人が「また来よう」と思ってくれればいい。経験できにいって。それって小説も同じことなんです。十人のうちに三人が気に入れってくれればいい。そのうちの一人がまた読もうと思って考えていい。僕は基本的にそう考えています。そうかんがえると、気持ちが楽になります。好きに好きなことができる。

昔、村上龍さんにその話をしたら、「おれ、そういうのだめだな。十人のうち十人が好きになってくれないといやだ」といわれました。人それぞれ、性格ってありますよね。

即便不能让所有的客人都满意也没关系,这是我当时的哲学。来店里面的十个人里面有三个人满意就足够了,然后这里面有一个人会想着「还会再来哦」就足够了。这是经验之谈。这跟小说是一样的。十个人里面有三个人满意就足够了,然后这里面有一个人会重复阅读这本书就足够了。我基本上都是这样想的。这样想的话,心情会变得开心起来。因为喜欢而能有更多喜欢的东西。

以前,跟村上龙先生说这句话的时候,他回答说「啊,这样说是不行的哦。十个人里面如果没有十个人喜欢,会让人不高兴呢」。人嘛,各有各的性格。