村上春树-《村上さんのところ》

翻译|「《村上さんのところ》- 净是被说的软弱的女儿」

2017年6月24日

言われっぱなしな気弱な娘

净是被说的软弱的女儿

質問:

私には中学生1年の娘がいるのですが、人の言うことをいちいち気にしすぎるところがあります。小さい頃からそういう傾向がありました。

最近では、部活のテニス部でペアを組んでいる友達から、「試合に負けたのは全部XX(娘の名前)のせいだ」とか、「そんなのものもとれないの」とか、色々言われるらしいです。でもまったくいい返せないようです。

文句を言われるのがだんだんエスカレートしてきて、かなり娘はまいってきて、「ペアを代わりたい」「もうテニスをやめたい」と言い出しました。

人の言うことをいちいち気にしないで、聞き流しておけばいい。どこに行ってもこんな人はいるし、これから社会に出れば、もっとひどい人もごろごろいる、適当にかわすことも大事。というようなことを娘に言っても、いまひとつピンとこないようです。

娘のようなこの年頃の気の弱い子に、人の言うことをいちいち気にするな、と伝えたいとき、村上さんならどんなことをおっしゃいますか?

我有一位中学生一年级的女儿,她过于斤斤计较别人说的话。小时候就有这种倾向。

最近,在学生俱乐部的网球部与她一起组队的朋友说,「比赛输了全部是XX(女儿的名字)的原因」或者,「那种事情也理解不了吗」,好像被说了很多。但是完全没有反驳。

随着被人抱怨逐步升级,女儿也开始认输,说「想换了队友」「想放弃网球」。

对别人说的话不斤斤计较,适当地听之任之也挺好的。不管去到哪里都有这种人,今后出了社会,到处都有更无情的人,适当地避开也是很重要的。虽然要跟女儿说这些话,可现在还没有想好。

对像女儿一样年纪的软弱的孩子,想跟她传达不要对别人说的话斤斤计较时,村上先生会说什么呢?

回答:

性格のおとなしい娘さんなのでしょうね。でも普通の人でも、部活でペアの相手にずっとそんなことを言われ続けてたら、「気にするな」と言われても、やはり気にちゃうと思いますよ。僕だったら、そんなの我慢しないでさっさと部活なんてやめちゃうって、一人で好きなことをしてますが、なかなかそうもいかないのでしょう。

「人の言うことなんていちいち気にせず、適当に聞き流しておきなさい」「言うべきことはしっかり言い返しなさい」というのはたしかにそのとおりなんですが、正直に申し上げまして、あなたのお娘さんには(まだ会ったことはありませんが)それはちょっと無理じゃないかと思います。まず優しく慰めてあげて、「どうしてもいやならやめれば」とか言ってあげた方がいいんじゃないかと僕は思います。見ていて「こうすればいいのに」といらいらされる気持ちはわかりますが、まだ成長の過程にある子供です。自我みたいなものもまだしっかりとは固まっていません。痛みを受け入れてあげることも大事だと思いますよ。気の弱いところもあるかもしれませんが、良い部分もたくさんあるはずです。

这是性格温顺的女儿啊。但是即便是普通人,如果总是被俱乐部的组队队友说这些话,即便跟她说「不要在意」,肯定也会在意的。如果是我的话,会说这种事情不要忍耐赶紧放弃俱乐部吧,虽然可以一个人做喜欢的事情,但估计我不会这么说。

「对别人说的话不斤斤计较,适当地听之任之」「对别人说的话认真地反驳」这种话肯定也能说得通,但是坦白地说,对你的女儿(虽然没有见过面)来说,我觉得这是无理的。首先温柔地安慰她,「无论如何都不行的话就放弃」我觉得说这种话会好一些。看起来「明明这样是好的」会让人有焦躁不安的心情,毕竟这是还有成长过程的孩子。类似自我的东西还没有扎实地巩固下来。我觉得接受痛楚也是重要的。可能会有软弱的地方,不过也应该有很多好的方。