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文 |「天空之恋」

2025年7月30日

赏《古今和歌集》—— 第十篇

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春歌ー129

ふかやぶ「花散れる水のまにまにとめくれば山には春もなくなりにけり」

(花びらが流れている川にそって花を求め山へ入って行くと、結局、山にも、もう春はなくなっていたことであるよ。)
(沿着流水花落的水川往山里去寻觅繁花,结果,连山里,也没有春天了。)

——以为山里还藏着花的余韵,原来,哪里哪里,春天都不再了。

春歌ー132

みつね「とどむべきものとはなしにはかなくも散る花ごとにたぐふ心か」

(「とどめねばならぬものだ」というとらえ方はもうやめて、ほんとうに、はかなく散ってゆき花びらの一ひら一ひらに託す我が心であることよ。)
(不要说「必须要停」了,真的,我的心托付给虚幻无常般飘落的片片花瓣。)

——既然我的心托付给片片花瓣,就让它落吧,落在无垠的春泥里。

恋歌ー726

よみ人知らず「千々の色にうつろふらめど知らなくに心し秋のもみぢならねば」

(あの方のお心は、今、さまざまな色に変化しているであろうけれども、私は知らないことだよ。心というのは色が変わるのが目に見える秋の紅葉ではないのだから。)
(如今,那个人的心,多半变成各样各样的颜色吧,但我也说不清。心会变色,可它也不如眼见所得的秋之红叶,明明白白。)

恋歌ー743

さかるのひとざね「大空はこひしき人のかたみかは物思ふごとにながめらるらむ」

(大空は恋しい人の形見なのだろうか、そうもあるまいに、物を思うたびごとにどうしてこのように自然に眺められるのだろうか。)
(天空是我恋慕之人的纪念吗,若不是,为何每次我忧思沉沉的时候都会自然而然地望向它呢。)

——谁不爱天空呢。那无尽的蓝,那无尽的空。

恋歌ー747

在原業平「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」

(月は去年と同じ月ではないのか。春は去年と同じ春ではないのか。あの方いないばかりに、すべてが変わってしまって我が身ひとつだけが去年そのままにあるように思われることだよ。)
(月亮不是去年的月亮吧,春天也不是去年的春天吧。不仅仅那个人离开我了,而且一切都变了。唯独我一个人,还保留着去年的模样。)

——那些「去年今日」,若是悲伤的,就会让人无端共鸣。


注:文章里的和歌与日文译文皆出自「《古今和歌集》片桐洋一 訳・註」。